アルコール依存症は、本人の意思と関係なく、飲酒制御が不可能になる脳の病ですから、決して恥ずかしい病気ではありません。
アルコール依存症であるかどうかの診断について、医療機関によって違いはあるようですが、私の通っている精神科では、WHO(世界保健機関)が作成した「ICD-10」と呼ばれる国際的な診断基準を使っているそうです。
WHO の ICD-10 をもとにした診断
- 酒を飲みたいという強い欲求がある。
- 飲酒の量・開始・終了をコントロールすることが難しい。
- 飲酒を中止もしくは節酒したときの離脱状態(2日酔い等)がある。
- 酔うために飲酒量を増やさなければならないことがある。
- 飲酒するために、他の楽しみや興味を無視するようになった。
- 有害な結果が起きているのに飲酒を続けている。
上記6項目のうち3項目以上に該当すれば、私の通っている神経科ではアルコール依存症であると診断されます。